猛威

世界中で猛威を振るう新型コロナウィルス。

 

まさかというか、やはりというべきか、

起こってしまった東京マラソンの一般参加者の

参加取りやめの決定。これまで開催できるよう

必死に準備してきたと思う。3万8000人だ。

しかも東京マラソンは日本一出場するのが困難な

市民マラソン大会でもある。出場料も高額だ。

昨日までは中国からの参加者の出場自粛要請が

出ていたと記憶している。それが今日、エリート

ランナーを除くすべてのランナーが出場出来なく

なった。規約によりエントリー料の返金も無し。

 ご存じだと思うが、この東京マラソン東京五輪

ラソン男子代表の最後の1枠を賭けた

大事な大会でもある。

 

ここはオリンピックの為にみんなが我慢する時だ。

そう思う。当初は参加者にマスクを配布して開催

する方向だったそうだが、やはり無理だったようだ

 

俺もマラソンを始めてから毎年応募している。

当選倍率が十数倍が当たり前の狭き門だ。当選した

人はきっと東京マラソンを本番大会として準備して

いたことだろう。

俺も2年前に似たような経験があるから少しは

気持ちがわかる。2017年の横浜マラソンが台風

の影響により中止になったことだ。この時は前日に

中止の知らせがあり、規約により返金も無しだ。

開催されれば俺にとって初マラソンになる

予定だった。当時の俺にとっては必死に練習して

始めてテーパリングなんかもやってみたりして

準備万端だった。といってもたかが知れてるが。

あの時はすごく興奮していたのを今も覚えている。

それを突然の中止宣言されたときはショックを

隠しきれなかった。

 

だが後に、この出来事が俺がマラソンを続ける

ある意味良いきっかけになったと思っている。

あの時予定通り走ってたならば俺はそのマラソン

1本で満足しマラソンを辞めてしまった気がする。

それまでの俺の生き方からすればそれが必然だ。

 

後に翌年の優先出場権が得られることがわかり、

もちろん走りたかった俺はそこから1年間の練習

期間が自動的に与えられたことになる。

ただ1年間待ってても仕方がないからその場で

エントリー可能だった2018年の勝田全国マラソン

エントリーし俺のマラソン人生が本格的にスタートしたんだ。

 

こういう経験すると、あの台風で開催中止になった横浜マラソンがあったからこそ俺がマラソン

続けられるきっかけだったんだと思う。勝手に。

 

今回の東京マラソンで当選された一般参加の

ランナーの皆さんも来年の優先出場権が与えられる

とのこと。今回はオリンピックに向けて我慢が

必要な時と割り切り、今年の分も来年の大会で

思いっきり気持ちをぶつけられたらいいと思う。

そんな思いをもって走るマラソンもなかなか

良いもんだと思う。

今回走れなかった一般ランナーの気持ちは

エリートランナーが背負ってきっといい走りを

してくれるよ。だからみんなあんまり残念がらずに

前向きにいこう。

 

まぁ来年の一般エントリー枠はなくなったも同然。

今の段階で落選の悲しみをまた味わう俺の気持ちは

どこにぶつければw